ペースメーカーの役割
心臓には右心房から、左心房や右心室・左心室へ電気刺激を伝える刺激伝道路があります。 電気刺激は右心房にある洞結節から発生され、刺激伝道路によって、心臓の各部屋に電気刺激が伝達され、これによって心臓の拍動が維持されます。 この洞結節や刺激伝道路に異常をきたすと、脈が遅くなりすぎたり様々なタイプの不整脈が起きます。 とくに有効な心拍出が維持できないまでの徐脈の場合は、脳血流の低下から意識を失うこともあります。
ペースメーカーは洞結節に変わって電気刺激を発生するもので、リード線を通じて心臓の各部屋に電気刺激を送ことによって、一定の心拍数を保障するものです。


  pacemaker
出典 [The CIBA Collection of Medical Illustrations
"Heart"
Frank H. Netter,MD]
ペースメーカーは電池と制御機能の両者をもつジェネレーター部分と心臓内に固定される電極リードからなります。 ジェネレーターが洞結節の、電極リードが刺激伝路の役割を代行します。
ペースメーカーの寿命は個人差がありますが、平均するとおよそ6〜7年前後ですが10年以上もつ場合もあります。
  ペースメーカー
ペースメーカー本体
以 上
 
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